先日、築地本願寺でお経を上げてもらっていたら、悲しくも無いのに涙が出てきました。これが浄化というヤツなんでしょうか?あんまり宗教というものは信じていない私でしたが、このときばかりは神妙な気持ちになりました。
宗教の中でも、キリスト教に馴染みの薄い私にとってはちょっと難解なテーマの作品でした。
“白い人”は芥川賞受賞作。第二次大戦中のドイツ占領下醜悪な主人公が神学生をナチ拷問の場に追い詰めるという内容。“黄色い人”は友人の婚約者を良心の呵責もなく犯す青年の倦怠、友人の神父を憲兵に売った白人の元神父の葛藤を描いています。
神の意味、信仰とは何なのか問う作品です。
どちらもやるせない気持ちになる作品なのですが、まだ後者の方が救いがあるかな〜。でもあれですよね。この青年のように、面倒なことに関わりたくないっていう気持ち、多くの人が持っているのではないでしょうか。そんなことを思いながら、自分の中にも冷めた無関心さを発見し何やら苦〜い気持ちになってきました。
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白い人・黄色い人 / 遠藤 周作
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